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あとう和之のホームページ

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塾に行かせるべき?

Q2:子どもに勉強もっとできるようになってほしいんだけど、やっぱり塾にいかせるべきかなあ……。

A2:

お子さんの勉強のことは、なかなか心配ですよね。
通塾率は、厚労省の調査で小6で4割、中3で6割くらいだといわれています。

いま、現場の先生や親ごさんたちのお話をきくと、「できるコ」と「できないコ」の差が、極端になってきているみたいですね。
「できるコは塾にもいってがんがんのばすけど、できないコはおいていかれてしまう」

山田昌弘『希望格差社会』(筑摩書房)なんかを読むと、塾通いや家庭教師をつけることに親の収入の差がかなりからんできているようです。

こうしたことは、このまえ話題になった国際的な学力調査でも、「二極分解」(できるコとできないコが極端に分かれる)がおきていることにしめされています。


塾に行くかどうかは、本人の気持ちとお家のお金で相談していただくしかないと思います。私としては、やはり本人の気持ちや意欲が一番大事だろうと思います。

でも、政治がやるべきことは、「みんなに基礎的な学力をつけること」だとかんがえます。だから私は「少人数学級」を都政の場ですすめたいとおもいます。
いま、国の基準は1学級40人で、40人なったらクラスを二つにわけるという方式をとっていますけど、多くの都道府県では40人未満の学級編成にしています。これを「少人数学級」といいます。
少人数学級をやったところでは「勉強がよくわかるようになった」という調査結果がでています。国際的な調査でも、少人数学級ほど成績がよくなっています(グラス・スミス曲線)。

そりゃそうですよね。
子どもがどこで理解につまづいているのか、っていうのは、すごく細かい、デリケートな問題です。分数の、なぜ分母を同じにしないと足せないのか、というところでつまづいている子どもにはそのリクツが体感できないといつまでも先にすすめない。それがたくさんの人数だとやっぱり子どもは声を出しにくいし、先生も気づきにくいですよね。

実は、来年度予定のところをふくめて、45道府県で少人数学級がおこなわれています(2005.2.24現在)。

ところが東京都と香川県だけはやっていない。香川県は前向きな検討をはじめているらしいですから、やる気がないのは本当に東京だけになってしまっています。


都政の舞台で、私に、「どの子も基礎学力と社会性が身に付く」30人学級をやらせてください。

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